社会運動
=デモだけ?
「社会運動」と聞くと、
路上でたくさんの人が集まり、声をあげるデモを思い浮かべる人は多いと思います。
実際、デモは歴史的にも効果のある方法です。
法律の改正や社会の意識変化につながってきました。
しかし、
・地方に住んでいて近くで開催されていない
・体力や体調の理由で参加が難しい
・人混みや大きな音が苦手
・仕事や育児で時間がない
・交通費がかかる
など、さまざまな理由で参加できない人もいます。
でも大丈夫。
社会運動は、デモだけではありません。
スマホでできる社会参加とは?
オンライン上でも、社会に関わる方法はたくさんあります。
「知る」「広める」「意見を送る」
これも立派な社会参加です。
ここからは、初心者向けにやさしく紹介します。
①SNSでニュースやイベント情報をシェアする
情報を広めることは、社会を動かす第一歩です。
例えば、
1.気になるニュースを読む
2.「共有」ボタンを押す
3.SNSに投稿する
これだけでも十分意味があります。
さらに、もしも、余裕があれば、「外国人差別反対!」「戦争はよくない!」などの一言コメントを添えると、より伝わりやすくなります。
でも、一言コメントは難しければ、なくても大丈夫です。
このサイトのトップページに行くと、デモや勉強会など全国のイベント情報を見ることができます。
1.連帯カレンダーでイベントを探す
2.気になるイベントページを開く
3.URLをコピー
4.SNSに貼り付けて投稿
「こんなイベントあるみたいです」それだけでも十分です。
イベント情報を見るだけでも、いま社会で何が起きているか、どんな声が上がっているかが分かります。
おすすめのウェブサイト
連帯カレンダーのほかにも、
社会のことを知ったり、行動のきっかけになったりするウェブサイトがあります。
ここでは、管理人が思い浮かんだサイトを3つ紹介します。
網羅的なリストではありません。
🍉Olive Journal🍉
パレスチナでの虐殺や民族浄化について知れるサイトです!
このサイトでは、パレスチナの人々が70年以上にわたり困難を強いられている現状から解放され、安心して暮らす人間としての権利を回復するために、日本からできること、私たちが知るべきことをまとめています。
トップページより引用
🌍 移住連(移住者と連帯する全国ネットワーク)🌏
外国人・移民・難民の人権問題に取り組む団体のウェブサイト。
入管問題や外国ルーツの方への差別に関心がある人は、まずここから情報を知ることができます。
「特定非営利活動法人 移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)」は、日本に暮らす移民・移民ルーツをもつ人びとの権利と尊厳の保障を追求し、誰もが安心して自分らしく生きられると同時に、多様性を豊かさと捉える社会を目指して活動するNGOです。
トップページより引用
🌈 トランスジェンダー情報サイト Trans 101
トランスジェンダーについての基礎知識をわかりやすく解説しているサイト。
「まず知りたい」という人にとても役立ちます。
昨今トランスジェンダーについての様々な情報があふれています。このサイトは、普段トランスジェンダーを身近に感じていない人でも、情報の交通整理ができるように作られました。
トップページより引用
②ハッシュタグで参加する(オンラインデモ)
ハッシュタグとは、
「#」から始まるキーワードのことです。
たとえば、SNSの投稿に、
#FreePalestine
#日本社会はあらゆるルーツの人とともに
#トランス差別に反対します
のように書くと、
同じ言葉をつけた投稿がまとめて表示されます。
ハッシュタグをコピペして書くだけで十分意味があります。
余力のある人は、上のサイトと合わせ技をするのもいいかもしれません。
サイトのURLをコピペした後に、ハッシュタグを付け足すのです。
ハッシュタグが増えると何が起きるの?
同じハッシュタグを使った投稿が増えると、
SNSの「おすすめ」や「トレンド」に表示されることがあります。
すると、
・その話題を知らなかった人にも届く
・メディアが取り上げる
・政治家や企業が反応する
といったことが起こります。
たくさんの投稿が集まることで、
「これは一部の人の意見ではない」
ということが可視化されます。
これはオンラインデモと呼ばれることもあります。
どうやって参加するの?
ハッシュタグを探すために、無理に検索する必要はありません。
いまのSNSでは、検索結果に差別的な投稿や攻撃的な言葉が混ざることがあります。
それによって、かえって傷ついてしまうこともあります。
だからここでは、比較的よく使われているハッシュタグを3つ紹介します。
安心できるもの、興味のあるものから、参加してみてください。
#FreePalestine
パレスチナは、70年以上にわたりイスラエルによって占領・植民地支配されてきました。
近年も大規模な軍事攻撃が行われ、多くの人びとが命を落としていると報じられています。
暴力の停止と、パレスチナの人びとの自由と人権の回復を求める声が
#FreePalestine というハッシュタグです。
#日本社会はあらゆるルーツの人とともに
日本に暮らす人は、さまざまな国籍や背景、ルーツを持っています。
このハッシュタグは、移民や難民、ミックスルーツの人を含め、あらゆる人が尊重される社会を目指す立場を示すものです。
外国人排除や差別的な言説に対して、多様な人びとがともに生きる社会を守りたいという意思を示します。
#トランス差別に反対します
トランスジェンダーの人びとに対する差別や排除の言説が広がっています。
#トランス差別に反対します は、
トランスジェンダーの人の存在と権利を尊重する立場を示すハッシュタグです。
トランスジェンダーの人たちにも、一人ひとりの生活があり、
大切な命があります。
③官邸に意見を送る
首相官邸には、国民の意見を送るフォームがあります。
▶ 首相官邸 ご意見募集
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
(公式サイト)
憲法改悪反対、物価高問題、ジェンダー平等……
長文でなくて大丈夫です。
「生活が苦しいです。対策をお願いします。」
それだけでも立派な参加です。
④オンライン署名に参加する
署名サイトでは、政策変更などを求めるキャンペーンが行われています。
例:Change.org
参加前に、
・誰が主催しているか
・宛先は誰か
・何を求めているか
を確認しましょう。署名は数十秒でできます。
⑤オンライン勉強会・読書会に参加する
最近は、Zoomなどを使ったオンラインイベントも増えています。
テーマについて話を聞いたり、本を読んで感想を共有したりする場です。
オンライン開催なら、
・カメラOFFで参加できる場合が多い
・マイクを使わず、チャットだけの参加も可能なことがある
・聞くだけの参加(発言なし)も歓迎されることが多い
外出が難しい人や、人混みが苦手な人でも参加しやすい方法です。
途中参加や途中退室がOKなイベントもあります。
まずは「聞くだけ」からでも大丈夫です。
知識がなくても参加できます。
「知る」ことも、立派な参加です。
参加する側は、「知らない人の集まりに入るのは不安」「自分なんかが参加してもいいのかな?」と感じるかもしれません。
でも、主催する側にとっては、
一人でも参加者が増えることは大きな励みになります。
関心を持ってくれる人がいる、話を聞いてくれる人がいる。
それだけで、「やってよかった」と思えることもあります。
無理に発言しなくても、そこにいるだけで、場を支える存在になります。
それは、次の運動につながります。
さいごに
社会のことを考えるのは、ときどきしんどいし、疲れることもあります。
だから、全部いっぺんにやらなくていいです。
今日はこれを読むだけでも、きっとへとへとだと思います。
署名をする日もあれば、
ニュースを見るだけの日もある。
何もしない日があってもいい。
私も、何もしない日のほうが多いです。
SNSもニュースも、全部遮断してしまう日もあります。
完璧な行動よりも、
続けられる関わり方のほうが大切だと思っています。
できるときに、できることを。
それぞれのペースで。
一人が完璧な100歩を進むより、
たくさんの人がそれぞれ一歩ずつ進むほうが、きっと大きな力になります。
そして、ときには、ただ生き延びること自体が、すでにひとつの抵抗なのだと思います。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
もし余力のある方は、この記事をシェアしてくれたら、とても励みになります。
でも、どうか無理だけはしないでくださいね。


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